冷え性
どんな症状?
手足が冷たい、冷える
何が原因なの?
冷え性の多くの原因は「血行不良」です。 その血行不良の原因として自律神経の乱れ、ストレス、運動・睡眠不足、喫煙やシャワー中心の生活などです。
このようなことが原因で筋肉が収縮してしまい血行が悪くなり、冷えを引き起こしてしまうのです。
さらに生活習慣などにより骨盤が歪んでいると、骨盤の中を通っている動脈や静脈が圧迫され血流が悪くなり、脚先の冷えを増大させてしまいます。
自律神経の乱れ、骨盤のゆがみ
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血管の収縮、圧迫
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血流が悪くなる
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冷え性
冷え性は「血行不良」が原因
そして女性の冷え性が多い理由は、男性より脂肪が多く筋量が少ないからです。
脂肪には血液が流れていませんし、筋量が少ない分ポンプ機能も少なく末端から心臓に血液が戻りにくいのです。しかし、最近ではストレスや運動不足・肥満の方の増加により男性の冷え性の方も多くなってきているみたいです。
また、血流が悪いことで、このような悪循環が生まれ、病気にもなりかねないのです。
血流が悪くなる=代謝が悪くなる
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老廃物がたまり、血管がうまりやすくなる
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リンパ球が減り免疫力が低下する
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体調を崩しやすくなる
冷え性かな?とお思いの方、それはカラダからの『血行が悪くなっていますよ~!』というサインですので、お風呂に入る時は42℃のお湯に10分浸かり※「ヒートショックプロテイン」を増やしてみたり、いつもより少し長く歩いてみたり、と病気につながってしまう前にしっかり対策をとっておきましょう。
効果と施術方法
血液の流れがよくなるので体がポカポカしてきます。自律神経のバランスが整えられるので冷え性の改善につながります。
血行を悪くしている筋肉のコリ(トリガーポイント)を見つけ出しトリガーポイント療法やPNFストレッチで緩めていきます。緊張の強い筋肉を調整し、全身を脱力できるようにし、自律神経のバランスを整えます。
※「ヒートショックプロテイン」
ヒートショックプロテインとは「傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質」のことです。
自身もタンパク質でありながら、他の細胞(タンパク質)のお世話ばかりしている黒子のような存在で、その性質から「タンパク質の修理屋」と呼ばれたりもします。
ヒートショックプロテインが増えると、細胞の多くが活性化します。その結果、体全体の血行が良くなり「温まりやすい体」になります。
つまり、ヒートショックプロテインを増やすことで、冷え性の改善につながるといえるのですが、実は「入浴」を工夫することで簡単に増やせることが分かりました。
【ヒートショックプロテイン入浴法】
入浴前に水分補給をします(目安は500ml)。体が温まりにくい人は、しょうが湯も。
お風呂の温度は40℃~42℃です。お湯の温度が下がらないように気をつける。
体温が38℃まで上昇するのが理想です。42℃なら10分、41℃なら15分、40℃なら20分が目安。
入浴後は体温を保温します。タオルケットやバスローブを巻いて10分〜15分程度、体を保温。
保温後は自然に体温を戻します。リラックスして自然に体温を戻すことを心がける。
特に、ヒートショックプロテインのパワーがピークを迎えるのは、入浴から2日後と言われています。
そして、増加したヒートショックプロテインは、4日ほど体内に残り、その力を発揮してくれるとのこと。ですので4日おきにこの入浴法をするのがおすすめです。