O脚
○膝が内側を向いている
○踵・つま先を合わせて立った時膝の間に指が2本以上入る
○膝関節の過伸展
○踵・つま先を合わせた時ふくらはぎ、膝、太ももがつかない
まずはみなさまにO脚について知っていただきたいことがあります。 膝と膝の間隔が広いからといって全てがO脚とは限らないのです。また、治るO脚・治らないO脚があるのでそのことを詳しく説明していきます。
治るO脚
姿勢的・機能的O脚と呼ばれ、生活習慣が原因です。普段の生活の中で脚を組んで座ったり、アヒル座りや横座りなどによって股関節が内側に入った状態です。 一般的にガニ股がO脚だと認識されがちですが「内股」がO脚です。内股になることでO脚になっていくのです。
また長時間座りすぎること・内股の姿勢を長時間続けることで、脚を内側に引き付ける太ももの内側「内転筋」、膝を外に向けるお尻の「中殿筋」・「梨状筋」は使われなくなってしまうので筋力が低下してしまいO脚が進んでしまいます。 それに連動して太ももやふくらはぎの筋肉が発達してしまい、より内股が進んでしまいます。
治らないO脚
構造的O脚と呼ばれ、先天的(生まれた時から)のものや事故や骨折が原因で骨自体に変形が見られるものは痛みはとれることがあっても、見た目でO脚が改善されるのは難しいです。 また、膝蓋骨(膝のお皿のこと)は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの内側の太い骨)の上に乗っかっていますので膝蓋骨だけが内側を向くことは本来ありえないのですが、骨の変形や加齢による関節の変形でこのO脚にはなりえます。 当院の施術対象は生活習慣が原因の「姿勢的O脚」です。まずカウンセリング時に施術対象かどうか確認をします。 その後十分ご説明をし、納得していただいた上で施術に入ります。当院ではプロのカイロプラクターによる本格的な矯正技術と、体操指導によって無理なく改善していきます。
効果と施術方法
脚のラインがきれいになり、将来なり得る変形性膝関節症の予防になります。
施術は脚、臀部を中心に体幹の筋肉にアプローチ(トリガーポイント療法)していきます。
背骨、骨盤矯正をして骨格のバランスを整えた後、正常な脚のラインのまま、チューブで固定(約10〜15分)します。 最後に筋力が低下した内転筋と梨状筋を鍛えるO脚体操を行います。
※O脚の矯正期間は症状によって異なりますが、10~20回、約2ヶ月が目安です。
O脚は見た目だけでなく、他にも様々な影響を及ぼしてしまいます。その中でももっとも頻度が高く、症状が重いのは「変形性膝関節症」です。
これは、膝関節の軟骨がすり減ったり、筋力が低下したことによって膝に痛みがでたり、可動域が低下(伸ばしたり・曲げたり)したりします。
変形が進んでくると軟骨がすり切り骨同士がぶつかってしまいます。この時には強い痛みが膝に出てしまい、膝の曲げ伸ばしも高度に制限され日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。
一度変形してしまいますと、もう手遅れです。元にはもどりません。
予防が出来るのは今の段階です。 若い頃であれば姿勢や体操で改善できる可能性が高いです。早いに越したことはありません。見た目もそうですが、将来起こりうる様々な病気を予防する意味でも早めのO脚治療をお勧めいたします。